客先常駐のエンジニアとして働く場合、社内エンジニアやフリーランスエンジニアとはまた違ったデメリットに直面することもあります。特に多い問題としては、客先のルールにのっとって仕事をしなければならないということがあげられます。
例えば、客先の社員と同じフロアで仕事をする場合、服装や靴、髪の色といった身だしなみの部分が就業規則に含まれることもあります。その企業の一員として働くことを求められている、と考えると分かりやすいのですが、見た目は自分の好きにしたいと考えるエンジニアにとっては窮屈に感じてしまうでしょう。
また、エンジニアらしい悩みとして多いのは、仕事環境に制約が多いということがあげられます。セキュリティ対策として個人のスマートフォンなどが一切持ち込めない、あるいは客先で準備されたクローズドな環境でしか作業できないといった場合、ストレスに感じることも多いでしょう。
顧客の要望が、現状あるシステムをトラブルなく安定して動かすことのみに特化していると、新しい技術を取り入れたり身につけたりする余地がなく、より新しく発展した仕事をしたい人にとっては物足りなく感じてしまいがちです。
顧客の求める業務内容と、エンジニアとしてやりたいことにギャップがあると、仕事に対する熱意なども低下しがちです。
このサイト『客先常駐からの脱出計画』にもさまざまなデメリットが挙げられているように、自分が求めるエンジニアとしての働き方などを明白にした上で、果たしてその客先常駐という働き方が自分に合っているのかをじっくり検討する必要があります。